ご 挨 拶
(一社)国際空手道連盟 極真会館の特色の一つは、理事会制を敷いて、役員が2年ごとに改選するということです。
トップが永久制ではありません。次に正会員は県単位の支部長制ではなく、道場単位の加盟になります。そして、理事会と正会員は上意下逹の関係ではなく、デモクラシー、話し合いの中で物事を決定し、共に協力し合う共存共栄の運命共同体となっております。
極真会館の継承の第一義としては、大山倍達総裁が創始された極真カラテの理念・精神・思想・稽古理法・礼法作法を継承伝承し普及発展させることにあります。そして青少年育成を旨として、立派な人物、武道家を世に輩出していくところにあります。世界平和の実現を担う人材の育成です。
次に極真会館の商標使用権者である当会は、(一社)極真会館支部長会とともに極真会館の商標権を守り、極真会館統合統一の全日本大会、世界大会を通じて、真のチャンピオンを輩出すること、統合統一の大会開催の実現を実行している団体です。
一般社団法人 国際空手道連盟 極真会館
理事長 田畑 繁
《一般社団法人 国際空手道連盟 極真会館 活動方針》
一般社団法人 国際空手道連盟 極真会館は、創始者 大山倍達 総裁が遺した極真空手を正しく継承し、各会派に分裂した極真会館の統一大会実現を目指す。 公益財団法人全日本空手道連盟と友好関係を構築し全面的に支援・協力する。
極真会館について
1963年に国際空手道連盟極真奨学会極真会館が設立されました。その後も研鑽、普及され世界124ヵ国で1200を超える公認道場があり、非公認を含めると1200万を超る会員が稽古に励んでいます。そして単独会派としては世界最大にまで発展し国内においても全都道府県に支部があり日本空手界を代表する空手流派になりました。
設立趣旨
極真空手創始者
大山倍達 総裁
1994年4月26日、極真空手創始者大山倍達総裁が肺癌のため亡くなられ、その後極真会館は、国内支部長の対立により国内はもとより世界までが分裂に至りました。分裂後、各派閥は自派だけが正当な極真だと繰り返し主張し続けてきましたが、現実に世間より見ると派閥の争い事にしか見えず、マスコミも極真何々派として各々を識別しているのが実情であり、都市地方に限らず同じ状況です。
最近になり極真に関する商標が大きな問題になり、各派閥は一段と自派の正統性を強く訴えていますが当初よりどこの派閥にも属さない師範方も存在し、それらの師範方が核になり争いではなく派閥を越えて接点を模索するべきではないかとの考えも出てきました。その考え方に賛同する師範方が超党派として集まり連合会の発足となりました。
連合の目的は、自主自立をもった極真各会派、各道場が極真連合体を組織し、極真会館の各派閥の主義主張にとらわれず、極真超党派として大同団結し、日本空手道の普及、発展に寄与すること。創始者大山倍達が残した極真空手を正しく継承し普及、発展のために研究、研鑽し、極真空手を通じて人格の陶冶と人間形成を目指し、社会に貢献する事を基本理念とします。
連合会は大山倍達総裁が作られた素晴らしい極真空手の精神をどう各々伝えていくかを考え、お互いの活動を認め、各極真会派がまとまった大会と段審査の統一性を追求するものであり、そのような考えで極真を捉えなければ、極真空手界そのものが社会より見放されることになると危惧するものであります。
大山総裁時代の支部長師範が存命中に大同団結出来るならば、極真空手界の混迷と混乱の状態を一掃し迷走を回避できるものと希望をもち、全日本極真連合会の発足に至りました。また海外各国・各支部においても日本国内が連合としてまとまっていくなら、世界の極真も同一方向に進むと確信するものであります。各方面に御理解とご指導、ご鞭撻賜わりますよう切にお願い申し上げます。
活動目的
《基本理念》
自主自立をもった極真各会派、各道場が極真連合体を組織し、極真会館の各派閥の主義主張、道場間の利害にとらわれず「極真」として大同団結し、日本空手道の普及、発展に寄与すること。創始者、大山倍達が残した極真空手を、正しく継承し普及、発展のために研究、研鑚し、極真空手を通じて人格の陶冶と人間形成を目指し、社会に貢献する事を目的とする。
極真連合会は、各自主自立の道場が加盟をする立場をとるので各支部、道場の活動に対しては拘束はしない。しかし連合会として決められた、規約等の約束は遵守、協力はしなくてはならない。また、加盟した道場はお互いを認め、協力できるところは協力しなくてはならない。けっして各会派、道場間の利害、権力争いを行うものではない。
全日本極真連合会は海外の極真関係者においても連合会の基本理念、活動の趣旨を理解していただく道場には、連合会公認道場とし、積極的に関係を保ち真の国際極真連合を目指すものである。
《主な活動》
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統一大会へ持っていく方向で協力し合う。
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段審査も独自の発行では無く、技術審査機構に統一していく方向に持っていく。
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合宿等で師範方に参加して頂き、技術向上に努める。
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各極真空手界の交流他、公益財団法人全日本空手道連盟はじめ他団体とも友好的な立場をとるものである。
《国際活動》
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海外への極真空手普及活動を行うと共に、諸外国へ海外指導員等の派遣を行う。
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技術審査機構による公認段の発行。
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公認師範の認定。
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日本政府の海外ODA(政府開発援助)、海外青年協力隊に積極的に協力し、希望国へ指導員等の派遣を行う。
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日本国内はもとより諸外国の政府又はNGO団体、学校教育機関に対しても積極的に協力していく。
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極真空手を通じて日本文化を諸外国へ紹介し、国際理解をはかる。
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各国、地域において極真連合会の立ち上げをサポートする。将来的には世界極真連合会を目指す。
《師範指導員稽古》
全日本極真連合会は、大会機構と技術審査機構の他に師範指導員稽古の必要性を感じています。極真もここまでの歴史になると各々の極真空手、精神で捉えてくるのも自然な成り行きであります。 しかし、武道の世界が伝承、継承の世界であるとしたら「我以外、皆師也」の謙虚な気持ちで臨むべきです。師範、指導員稽古はお互いが稽古することにより、極真の精神、技をお互いに確認し、後進に伝えていくことを目標にしています。
連合会は年に一度師範稽古を設け、また全日本大会後に指導員稽古を行います。また海外からも合宿、セミナーの要請があれば技術審査機構より師範、指導員を派遣することもあります。
組織図
役員人事
【理事長】
:田畑 繁
【理事長代行】
:髙橋康夫・小井義和
【副理事長】
:三和 純・宮城健志・戸田美智男
【理 事】
:岡田幸雄・七戸康博・瀬戸利一・桑島靖寛・橋本浩嗣・岡本 徹
【監 事】
:岡田秀幸・山下武範・早田 信・黒沼 誠
役割分担表
【国内部長】
【副部長】
【国内部事務局付】
:田畑 繁
:橋本浩嗣
:島尻政明・黒沼 誠
【国際部長】
【副部長】
【副部長】
:七戸康博
:小井義和
:七戸ベラ
【大会機構委員長】
【副委員長】
:三和 純
:宮城健志
【技術審査機構委員長】
【副委員長】
:小井義和
:岡本 徹
【昇段者管理部長】
:髙橋康夫
【選手強化育成部長】
【副部長】
【副部長】
:岡本 徹
:井上正志
:佐藤 賢
【会計部長】
:田畑桂子
【政務部長】
:戸田美智男
【広報部長】
:早田 信
【マーケティング渉外部長】
:山下武範